フロントフォークオーバーホール④
この手のブログってなんで詳しく書いてないんだろうといつも思っていましたが、よ~く分かりました。記録するのが好きな人か、同じ車種に乗っている同志の力になりたいと心から願うマゴコロファミリーでなければ続かないんですね。なぜなら文章を綴るのはとても骨が折れるので。文章力皆無のサルゥにはハードル高すぎウキ…
ウキキ、ウキキキ、ウッ
おっと、失礼
さてと、前回は、ようやくフォークを取り外すところまでいきました。
終盤飽きて完全に駆け足でしたが…。
ここでいったん、ブレーキの清掃と作業中の係留を挟みます。
読者諸兄(居ない)にとってはもはや常識の範疇なので言うまでもないのですが、ブレーキを外すにあたって最も気を付けたいのがブレーキを外した状態でブレーキレバーを握ることに他なりません。
ディスクブレーキ装備車は例にもれずブレーキディスクをピストンで押し出したパッドでパフパフして止めるわけですが、ディスクから外した状態だと、パフるものがなくブレーキピストンがズルンと出てきてしまうのです。そうなってしまうと出た分だけ押し戻すか、すべて分解してOHするか…ですが、大体の場合ピストンはダストまみれできれいに掃除しても高い確率でピストンシールを傷つけオイル漏れの原因になります。なので、ブレーキまでかまってる暇がない人はシリンダーの清掃だけにとどめましょう。
ここで気づきましたが、パッド面ではないほう(語彙死)にヒドめの錆が出てますね。替えたい。ああ替えたい。が、パッドすり減らす以外に替え方わかんねンだわ。だれか賢い人、どうかこの哀れな田舎者にパッドの交換方法を教えてください。切実にお願いします
写真にある通りピストンはナイロンブラシとポイントで真鍮ブラシ、ウエスできれいにします。グリースは鳴き止めなので、パッド裏に塗った後はきちんと拭ってね。写真では普通にはみ出ていますがこの後ちゃんと拭きましたとも。ええ。
きれいにし終わったらブラブラしてパイプ類を痛めたりしないよう、適当にひもをつけて固定しておいてください。気を抜いてはいけませんよ。ついいつもの感じでハンドルをさわっているとグイっとブレーキをにぎってしまいますからね。絶対に気を抜かないでくださいね。本当に約束ですよ…。
ええ、私は握りましたよ。はい。
気を取り直してフロントアクスルシャフトを緩めます。この時、右側の下部にあるクランプボルトを緩めるのを忘れないでください。視界に入りにくいので忘れそうになりますが、ここを緩めないと絶対にアクスルシャフトは緩みません。いいですか?もしこのしょうもないブログをみて本当にFFをOHしようとしているお猿同志がいるのであれば、OHの前日から玄関の扉にFF下部のクランプボルトを忘れない旨メモを貼り、家族がいるなら朝のあいさつ代わりに、社会人であれば課長のデコにでも書いて絶対忘れないようにしてください。
でないとこうなります。
https://www.youtube.com/watch?v=gdQ5xo80OWQ
なんという知能の低さ
なんという怪力
なんという無謀
回らないなら回すのみというあまりに短絡的な思考によって生み出された万力のごときパワーでソケットの太さを買えるアダプタ(TONE製)をねじ切りました。
当然ですがこれがないと作業が進みません。差し当たって必要ではないもののくみ上げるときのトルク管理では必須です。ホムセンが締まる前にどうしても買いに行かなくては…2004年製旧型ミラジーノの老体に鞭打ちケーヨー〇イツーに走る!!!
あああああああああああああああああああああああああああ💢
結局片道30分くらいかかる別の店まで買いに行きました。
なんで逆のソケットはあるのにこのソケットはないの?一番需要あるやつじゃないの????
この地域のホムセンときたらまったく…
いや普通に私が悪いのですが
何度目かの気を取り直して、抜き終わったフォークのトップキャップを外すところから開始です。
オーリンズのトップキャップにはまるで時計のメモリのようにぐるりと穴があいておりまして、この穴一本一本に対応した華道の剣山がごとく専用器具を使うことが望ましいらしいです。
いや、買わないよ。もとい買えないよ。
オーリンズ先生、これってもはや質の悪い通販ですよ。かたくなにSDを導入しなかった世界のS●NYのごとく、身内の工具を売るためにやっているんですか?????
工具一個に13000出す奴は全員バイク屋に持っていってるんですよ。金ぴか信仰もここまでくれば立派なものです。とりあえず工具ぐらいはキンピカをやめて渋い色にしたらもう少し安くなるんじゃないですか?!
というわけでディスクグラインダーのロックナットを外す工具を使います。
ドカ乗りおじさんたちはもれなく!この工具を使っておりまして、私もこれが使えると微塵も疑わず野原を駆け雲を追う純粋な少年のような心でこちらを用意したわけですが、このスパナ、無加工ではトップキャップの穴にピンが入りません
騙された。ドカのりおじサァンども、絶対に、絶対に許さんからな…(逆恨)
何がどこでも手に入る便利代替工具だ、ピンはいらんかったらただのサスマタやん
とはいってもこのままでは埒が明かないので…
ケーヨー●イツー謹製のデカプライヤーでピンを摘み、グルングルン回すことで外周を削りました。無駄な時間かけさせやがって・・・。
無事ピンが入るようになったはいいものの、(トップ側の穴もだいぶガタガタになった😅)取り付けた状態から先に緩めておくのを忘れていたのでまったく緩まず。私まあまあガタイはいい方なんですがそれでもピクリともしなかったので、結局一度ハンドルクランプに戻してから回しました。
ようやくだぜ。
長くなったので切ります
このブログ全く作業進んでなくね?私の準備が悪いのがまるわかりですね。本当に申し訳ございません。次こそ分解します。